中身と外見は不可分 – 書評 – ドキュメント 戦争広告代理店
上のエントリーで紹介されていて、興味を持ち購入しました。
内容は、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争で独立を目指すボスニア政府のPRを指導し、
情報操作で対するセルビアに「民族浄化」「強制収容所」というレッテルを貼り、
国際世論を誘導するアメリカのPRマンの暗躍ぶりです。
どうすればリリース情報が必要な人間に届き、
どう表現すればメディアに取り上げられ、
何が伝われば他国が動くか、
というPRの一番下から一番上までをトータルケアするプロの仕事でした。
「中身と外見は不可分である」という会社にも個人にも示唆に富んだ本。
情報操作を倫理的な問題として考えると難しくて、
低次元だと伝える相手への気遣い(分かりやすく喋る、とか)から、
高次元だとこちらにとって有利なミスリーディングを誘うようなバズワードの使用などがあります。
高次元になると嘘に近い、グレーな状態となりますが、
実際はそれぐらいしないと相対的に割を食うような高度な情報戦争が行われています。
個人的には、低次元な部分だけに力を入れてそのままが伝わればいーやって感じですが、
分かってやるのと分からずにやるのは大違い。
と、いうことで読んでおいて損はないと思いました。
chinneng